フローティングハイスピード使用時のHIDSUD+調整

高密度譜面の見切り対策にHIDSUD+を試してみようとしたら、見切り云々の前に緑数字の調整が出来ないという事態が発生。困ったのでHIDSUD+の調整方法をぐぐったけど全く見つからないので、とりあえず自分で調べた範囲でまとめておく。
 
まず根本的に勘違いしていたのは、緑数字は「ノートが画面上に表示されている時間」であって、「ノートが出現してから押すまでの時間」ではないという事。SUD+の場合は一緒に考えていいんだけど、HIDSUD+の場合はノートが下のレーンカバーを通過する時間があるので、出現してから押すまでの時間はSUD+で同じ緑数字に設定した時よりも長くなる。
 

 
例えば、上図(A)のようにSUD+白250緑300でプレイしている人が同じ速度でHIDSUD+を使いたい場合、緑数字を300にすると(B)のようにノートが出現してから下のレーンカバーに到達するまでの時間が300になり、そこからレーンカバーを通過する時間が加わるので、体感的には緑数字450でプレイしているのと同じ事になる。出現から押すまでの時間を合わせるには、(C)のように緑数字を200にする必要がある。
 
HIDSUD+でプレイする時の緑数字の値は、

SUD+の時の緑数字 × (1000-白数字×2)/(1000-白数字)

になり、曲開始前の数秒間に算出するのは大変。ただ大抵の人は譜面によって白数字や緑数字を大きく変化させることは無いと思うので、自分が普段プレイする時の白数字・緑数字で一度計算した値を覚えて、そこから±αで調節すればSUD+と同じように使えると思う。
 
で、ここから更に面倒臭い話。
ソフラン対策でSTART+皿の操作をすると緑数字が自動的に元に戻るっていうのを以前紹介したけど、その時に少しだけレーンカバーが動いてしまう。SUD+の場合はレーンカバーの高さが変化しても緑数字が一定ならそれほどプレイに支障は無いけど、HIDSUD+の場合はそうも言っていられない。
 

 
上図の場合、ソフラン時にSTART+皿で白数字が20減ると、体感緑数字は300から285に減る。見た目の変化は小さくても、緑数字15の差は充分プレイに支障が出るレベル。皿を上下させて白数字を元に戻すか、変化を見越してあらかじめ高めに設定する、などの対策が必要になる。
それから、HIDSUD+でレーンカバーを動かすと、「レーンカバーを上げるほど体感緑数字が小さくなる」という、フローティング未使用時とは逆の挙動になる事も覚えておいた方がいい。遅くしたい時に慌てて調整しようとして逆にどんどん速くなったりすると軽くパニックになる。というか俺がなった。要注意。